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広島女学院中学高等学校

更新情報

2023.03.31

カンボジア研修 五日目~六日目 女性省・セントラルマーケット・ひろしまハウス

カンボジア研修もいよいよ五日目となりました。今日は最初に女性省に向かいました。
女性省はジェンダー平等の実現に向けた様々な施策を行っている機関です。訪問直後にエレベーターが故障するというハプニングもありましたが、担当者の方から直接お話を聞かせていただくことができました。こちらからの質問にも丁寧にお答えいただき、省庁を直接訪問するという大変貴重な経験となりました。
その後、カンボジアの首都プノンペン最大のマーケットにあるセントラルマーケットに行きました。市場は中心にある時計台を中心に四方に広がっておりとてもおしゃれでした。また、市場のそばの通りは人やバイクが多く通っており市場内もとても賑やかで服やアクセサリー、ココナッツウォーターなど、色々な商品が並べられており、日本ではなかなか見かけられない光景でびっくりしました。滞在できた時間は少なかったですが、様々なものを買うことができ、とても楽しかったです。

昼食はプノンペン市内のレストランに行きました。ブッフェ形式のレストランで、見たことがない食べ物が沢山ありました。研修初日は知らない食べ物を食べることに恐れを感じていましたが、最後にもなるとそれを楽しいと感じるようになりました。新しく出会うものに積極的に挑戦し、文化の違いを楽しめるようになったことはこの研修で成長したことの1つだと思います。揚げ餃子や焼きそば、カニなど様々な食べ物があり、どれも美味しかったです。たまたま、食事中に、他のお客さんの誕生日サプライズを見ることが出来ました。意外と日本とスタイルが似ていて驚きました。カンボジアの誕生日サプライズを見れる機会はなかなかないので遭遇できてラッキーでした。最後のカンボジアでの食事を楽しむことができてよかったです。

お昼ご飯を食べた後、ひろしまハウスを訪れました。ひろしまハウスはレンガでできており、天井もとても高く、学校でないような造りの建物でした。幼稚園くらいの年齢から高校生くらいの年齢の約20人ほどの生徒と一緒に遊びました。まずはじめに日本語で数を数えながら風船バレーを行いました。

次はカルタ、折り紙、だるまさんのが転んだの3つのグループに分かれて遊びました。カルタは私たちよりも上手でした。年が大きい子も小さい子も一緒にやったのですが、それぞれが全力を尽くしてくれて良かったです。ひらがなを完璧に理解しているところに驚きました。

それから貨物列車をしました。カンボジアの生徒が前で私たちは後ろの2人ペアの状態から始めました。”幸せなら手を叩こう”の歌を歌いながらやりました。口だけでなく、体も一緒に動かすことで、より仲を深めることができたと思います。8の字跳びもやりました。小さい子も積極的に跳んで楽しんでいたのが印象的でした。今回ひろしまハウスを訪れて、そんなに話をしなくても、体を一緒に動かすことで相手のことはたくさん知ることができると言うことに気がつきました。言語が通じなくても上手にできていたら拍手をしたり、貨物列車で手を肩に置いてくれなかったら手を取って私の肩にのせたりと、話さなくてもできることはたくさんありました。

ヒロシマハウスを後にした私達は、プノンペン国際空港に向かいました。長いようであっという間だったカンボジア研修もいよいよ終わりを迎えます。日本にいては決して体験できないことを、この研修で経験することができました。写真はお世話になった現地ガイドの方に、空港でお礼を言っている様子です。

このたびは本当にお世話になりました。短期間ではありましたが、おかげでカンボジアに関して大人にも負けないような知識を身につけることができました。最後にいただいた言葉を大切にして、これからの学校生活を送っていきたいと思います。ありがとうございました。

飛行機はラオスを経由してハノイに向かい、そこで乗り換えて福岡に向けて出発しました。ハノイをたったのは日本時間で午前三時ではありましたが、みんな研修を振り返るいい時間となりました。

午前七時半に福岡に到着した私達は、新幹線で広島に向かいました。広島に到着後、解散式を行いました。研修は終わりますが、これはスタート地点でもあるという先生の言葉を胸に、自分に出来ることを1つずつ実践していきたいと思います。(高校1年参加生徒)

カンボジア研修もすべてのスケジュールを予定どおり行うことができました。研修のひとつひとつは大変タフなものでしたが、生徒たちは疲れも見せず、大変意欲的に取り組んでいました。それぞれの課題はあるものの、こちらに来てからも、準備を怠ることなく、しっかり取り組めた研修となりました。それぞれの生徒の成長は、嬉しくもあり、頼もしくもあります。さあ、これからです。広島に戻って終わりではなく、ここからがスタートです。(中学教頭)