礼拝、聖書の授業、キリスト教関連行事、奉仕活動を通して豊かな心を育て、他者のために行動できる生き方を学びます。
CUM DEO LABORAMUS(コリントの信徒への手紙一3章9節)
神様から命を授かりこの世に生を受けたかけがえのない自分という存在。自らを認め、自分に与えられた賜物(能力)を伸ばし、自分らしく輝きましょう。
「自分を愛するように隣人を愛しなさい。」「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」自分以外の人もまたかけがえのない存在。他者を認め、尊重し、助け合って共に生きましょう。
何のために学び、何のために生きるのかを自問し、平和で幸せな世界を実現するために、自分にしかできない使命を見つけていきましょう。
初代校長のゲーンス先生は「自分を愛するように隣人を愛しなさい」というキリスト教の教えに基づき、豊かな人間性を備え周囲や社会に貢献できる女性を育てるために情熱を注ぎ、生涯にわたって学院の発展に尽力しました。この精神は広島女学院の理想として1世紀が過ぎた今も時代を越えて受け継がれ、生徒たちの成長を通じて表現されています。
広島女学院の朝は礼拝から始まります。この時、私たちはキリスト教信仰のあるなしに関わらず共につどい、讃美歌を歌い、祈り、聖書の御言葉に心を傾けます。自分の生き方をかえりみる時であり、神の恵みによって生かされていることに感謝するまじわりの場でもあります。
『聖書』を通じて自分や他者の命の尊厳について学び、国際社会に通用する多様な価値観を身につけます。中学では演劇、作品創作、ディベートなどのさまざまな教育手法を通して、共に生きることを学び、高校では的確な方法論を用いて意見を表現し、自己実現する力を養います。
平和を祈る週やキリスト教強調週間では、各分野で活動する講師の講演(特別礼拝)やさまざまな奉仕活動を通して、自分や社会を見つめ、自らの生き方や進路について多くの示唆を与えられます。イースターやクリスマスには、キリスト教主義学校ならではの楽しく心豊かな時間を過ごします。
発展途上国、災害被災地、NGOなどの支援活動や募金、障がいをもつ方や支援を必要とする方との交流などを通して、自分が大切な存在であること、社会の一員であることを実感し、思いやりの心や共に生きる力を育み、まなぶ・みとめる・つながることの大切さについて学びを深めます。