Menu
EN

広島女学院中学高等学校

更新情報

2016.11.22

プラン・インターナショナル夏休み読書感想文コンクール2016 最優秀賞

11

11月20日(日)に、東京渋谷区表参道の国連ビルで、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンというNGOが主催する「プラン・インターナショナル夏休み読書感想文コンクール2016」で高2の水野茉梨香さんが高校生の部で最優秀賞を受賞した表彰式がありました。

このコンクールは国際連合広報センターとの共催で開かれており、審査委員長は「紙の月」「八日目の蝉」「キッドナップツァー」などで知られている直木賞作家角田光代さんが務めておられます。発展途上国の子ども、とくに女の子を支援する目的で活動しているこのNGOに角田さん自身が深く関わり、課題図書のひとつである「Because I am a Girl」の翻訳もされています。

水野さんは課題図書4作品のうち、「砂漠の女ディリー」(ワリス・ディリー著)という作品を読み、そこで出会ったFGM(女性性器切除)という事実に衝撃を受け、「『女』であること」という感想文を書きました。その力強い怒りの表現と、無知でいることが自分も女性差別を受けることにつながる、との明晰な分析と使命感にあふれた文章が高く評価されました。表彰式に先立ち、受賞者と審査委員長との交流会も開かれ、審査委員長の角田光代さんからも直接に文章を褒めていただきました。

また、今回185編を応募したことにより、学校賞をいただき、その表彰も併せて行われたので、国語科から1名会場へ出向きました。そろいのTシャツ姿のスタッフが運営するフレンドリーな雰囲気の交流会・表彰式でしたが、メディア関係者も来て受賞者へのインタビューも行われました。また、国連広報センター所長の根本かおるさんの講演の際に観た国連本部におけるノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの演説も印象に残るものでした。詳しくはWEBサイトをご覧ください。受賞作品もそこから読むことができます。

https://www.plan-international.jp/eventcalendar/book2016/index.html