2016.04.06
4月2日、プログラム2日のレポートです。2回に分けてお送りします。
【午前】パールハーバーのアリゾナ記念館+プナホウスクールとボランティア活動
戦艦アリゾナは1941年12月、日本軍の攻撃を受け、いまだに海の底に横たわっています。艦内に700人とも言われる乗組員を残したまま。死者の霊をなぐさめるため、ここの雰囲気は厳かで静かです。生徒たちも他の訪問者と同じように、真珠湾攻撃はなぜ起こったかなどについてのビデオをまず見ました。英語でしたが、事前学習である程度は勉強していたので、結構理解できたようです。その分、思いも深まったようです。「日本人として訪問するということで、緊張した」「平和公園を訪れるアメリカ人はこのような気持ちなのだろうか」「沈んでいるアリゾナを見て、まだそこに救出されなかった人がいると思うとやりきれない気持ちになった」「事前学習で習っていたが、やはり実際に来て、見て、雰囲気を感じるというのはこんなに違うものかと思った」などなど。
パールハーバーのビジターセンターではプナホウスクールの生徒とボランティア活動もしました。佐々木禎子さんのお話をしながら折り鶴を一緒に折る活動です。多くの方が足を止め、一緒にツルを折りました。禎子さんのメッセージがパールハーバーからも発信されるというのはとても意義のあることです。
また、真珠湾で生き残った98歳の方にもお会いしました。ご存命の方はアメリカにはもう4人しかおられません。