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広島女学院中学高等学校

更新情報

2023.03.30

カンボジア研修 四日目 トゥールスレン博物館・クラタペッパー・フンセンチャクアンレイ高校

4日目の始めはプノンペン市内にあるトゥールスレン博物館を訪れました。元々高校校舎だった建物がポルポト政権時代に収容所として使用されました。首都であるプノンペンにはたくさんの知識層の方が集まっていて、その方々や、政治家などが強制連行され、ここで拷問や尋問を受けました。拷問に使われた道具や床についた血の跡が残っていて当時の様子が詳しく分かります。また私は実際に収容された人々が押し込まれていた小部屋に一人で入ってみました。そこで、当時の人々がどんな気持ちだったのか、どんなに恐怖を感じていたかなどを考え、胸が押しつぶされそうになりました。

また、私たちはトゥールスレン収容所において生き残った7名の中の1人であるチュンメイさんのお話を聞きました。今では考えられないようなことが、かつてこの国で行われていたという残虐な歴史があったことを肌で感じることができました。

その後、私たちは事前学習でお世話になったクラタペッパーの倉田さんに会いに行きました。そこで、これまでのカンボジア研修で感じたことや学んだことをお話しするとともに、多様性を尊重することの重要性について力強いフィードバックをいただきました。お話の後は、クラタペッパーで黒胡椒や、胡椒の佃煮などをお土産に買いました。

午後はフンセンチャクアンレイ高校を訪問しました。自己紹介の次に高校2年生が日本や広島、広島女学院について英語でプレゼンテーションを行いました。その後、9人程のグループに分かれてディスカッションをしました。お互いにクメール語や日本語を英語で教えあったり、お互いの国の文化について話をしたりしました。現地の生徒と楽しく会話ができてとてもいい経験になりました。もっとたくさん話をしたくて、別れるのがとても寂しかったです。

次にカンボジアのイオンモール1号店に行きました。モール内は日本のイオンモールにとても似ていました。しかし、日本のエスカレーターよりカンボジアのエスカレーターの速度がゆっくりで驚きました。日本のものがたくさん販売されていて、日本が恋しくなりました。私達はイオンモールでもお土産や現地でよく食べられている果物を買いました。

夕食はクメール料理を食べに行き、ホテルに戻りました。明日で現地での研修は最後となるので、精一杯頑張りたいです。(高2参加生徒)