2024.03.22
高1最後の作品づくりは「コラージュ」でした。
課題テーマは「理想」「記憶」・・・授業クラス毎に候補を出し合ってテーマを決めました。
美術では「コンセプト」を大事にします。
例えば、「記憶=思い出の写真をかわいくオシャレに貼り付けました」・・・も悪いわけではないのですがストレートに思いつきますよね。
そこからさらに+αの自分だけの視点や切り口を見出すか、が重要なんです。
この作品も「記憶」「理想」を「自分はどう解釈して、どう表現するのか」を深く深く堀り下げて考え抜いています。
そしてオリジナルなのはテーマ解釈だけでなく、使う素材・画材も自分で探して選びます。
絵の具で描くだけではなく、切り抜きや布、ボタン、お米や米麹など、それって画材なの??という素材を組み合わせて貼り付けて一つのイメージを創り出しました。
展示
キャプションの作品解説をぜひじっくり読んで、彼女たちのオリジナルな感性と、ただの素材から世界にたった一つの作品を生み出す「創造力」をぜひ作品から感じてください。
作品プレゼン
解説 コラージュとは??
複数の素材を貼り付け、新しいイメージを作る表現技法のこと。
コラージュとはフランス語で、技法自体は古くから存在しており、「芸術作品」としてのコラージュは、20世紀初頭パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックがキュビスムの表現として取り入れたのが始まりといわれています。
「コラージュ」という言葉はピカソとブラックによって作られた造語です。
コラージュはその後シュールレアリスムをはじめ、さまざまな芸術作品に用いられました。