2019.01.11
1月5日から6日まで、奈良で行われたSGH等カンボジア合同研修会に参加してきました。この合同研修会は、SGHなどでカンボジア研修に行った全国の高校生が集まり、研修で学んだこと・感じたことをさらに深めるため、4年前から行われています。今年は女学院から高二3人、高一3人が参加しました。
1日目はアイスブレイクを行った後、各校の研修報告のプレゼンテーションをしました。私たちのテーマは教育でしたが、ほかの学校では教育以外にも環境問題や農村での貧困問題など様々なテーマについて話していました。
その後、奈良教育大学の中澤静男先生に「持続可能な社会の創り手となるために」という題で、環境・経済・社会のバランスをよく保つことで持続可能な社会に近づけることを学びました。
講演の後はそれぞれグループに分かれ、夕食を挟み2回ワークショップを行いました。ワークショップでは、付箋に意見やアイデアを書き模造紙にまとめるブレインストーミングという手法を使い、カンボジアに残したいことについてディスカッションをしました。アンコールワットやカンボジアの人々の笑顔などがあげられました。夕飯の後に行われた2回目のワークショップでは、1回目のワークショップで挙げられたことに関連性を持たせ、その理由づけを行いました。その日の研修のまとめとして、中澤先生から「よりよいカンボジア・日本・地球社会にするために私たちがやりたいこと」をテーマに800字で作文を書いてくるという宿題が出されました。
2日目はグループを変えて宿題の作文を発表し、それについて再びブレインストーミングをしました。この日はより親睦が深まったこともあり、自分の夢や将来のことについても深く話し合うことができました。そして研修のまとめとして、最後に自分のやりたいことがなぜ今できないのか、そして今できることについて発表しました。
私たち高校生が今できることは知識を蓄えることだと、この研修で学びました。また、私たちのように若いうちから発展途上国に触れ意見交換をすること、そしてそれを発信することの重要性を感じました。私たちは様々な学校の人と意見交換をし、とても刺激的な2日間を過ごすことができました。他校(特に幹事校の西大和学園高校・和歌山信愛高校)の先生方・生徒のみなさん、ありがとうございました。(高2参加生徒)