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広島女学院中学高等学校

更新情報

2019.05.01

NPT2日目

NPT2日目はまず、国連へ出入りするための国連パスを取得しました。

早朝でしたが、NPT準備委員会の傍聴のため、パス取得所の前に人だかりが出来るほどで、関心の高さに驚きました。

 

いよいよ国連へ!

イギリス、ニュージーランド、アンティグア・バーブーダ、アイスランド、アルゼンチン、ポーランド、グアテマラのスピーチを、日本語通訳者の方に付いて頂いて、1時間半程傍聴しました。各国の代表が、自らの国のNPTに対する立場を表明し、核抑止への賛否、また発効から来年で50年を迎えるが、具体的な成果は出ているのか、そして今後の課題、目指すべきゴールなどに焦点を当て、発表していました。普段ニュースで見るような重要な国際会議が目の前で展開され、その場に私たちが派遣されていることがとても不思議な感覚で、とても貴重な時間となりました。

 

続いて、国連職員の子供が多く通う、国連国際学校(UNIS)を訪問しました。幼稚園から高等学校までが併設されており、訪れたマンハッタン校には、約1350人の児童生徒が在籍しているそうです。

まず、プレゼント交換を行い、その後校内を案内して頂きました。映画制作の出来るスタジオや本格的なシアターなどがあり、驚きの連続でした。

広島市長の講演、生徒さんとのランチの後、5月2日にユースフォーラムで発表するプレゼンを、10年生の社会科選択の方向けに行いました。

グループディスカッションでは、核兵器廃絶へのアプローチの仕方、平和な世界の構築のために出来ることについて話し合いました。同じ核兵器廃絶という目的に向かって、署名はもちろん、様々な活動を展開し、人々に関心を持ってもらうことで、被爆者の想いを発信することの大切さや、全ての根底にあるのは平和であり、それを脅かす核兵器を廃絶すべきなど、国境を越え、同世代の若者と話すことが出来、とても嬉しかったです。

最後に、広島に寄せられた千羽鶴を渡し、お別れをしました。

 

続いて、国連事務次長兼軍縮担当上級代表の中満泉さんと面会し、署名目録をお渡ししました。少しではありましたが、私たちとの交流の時間も取って頂けました。

国連軍縮局 上級政務官の河野勉さんにも核情勢についてお話を伺いました。ソーシャルメディアが発達し、それぞれが自分の意見を発信しやすくなった今日、それらを上手く活用し、私たち若者が10年後20年後、どんな世界に住みたいのかを見据えて行動していくことが大切だとおっしゃっていて、今後活動する上での励ましになりました。

 

そして今日は特別に、松井一實広島市長、平和文化センターの小溝泰義理事長と一緒に夕食を食べました。このような、この先二度とないような機会を与えて頂き、感謝です。明日も、これからも、頑張っていきます!