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広島女学院中学高等学校

更新情報

2016.10.28

1950年代の本校生徒の絵画作品がイギリスから里帰りしました!

戦後広島の女学生たちが描いた絵が当時の院長である松本卓夫院長によって国外に渡り、英国マンチェスターの美術教育家に大切に保管されており、その絵がこのたび広島市を通じて本校に戻ってまいりました。

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戦後海外との平和交流を進めた故松本卓夫院長が、日本からの絵60点あまりを渡したと思われます。この中に広島からの絵が34点、そのうち広島女学院の生徒が描いたと思われるものが20点ありました。これらの絵を返したいとの意向を持つスティーブンソンさんがマンチェスター市長あてにコンタクトをとり、そこから広島市にコンタクトがあり、本校に連絡をいただき、今年の7月、厳重に梱包された20点余りの絵が英国から送られてきました。

60余年経った絵ですが、非常に状態もよく、とても大切に保管されていたことが分かります。

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本校で同窓会の協力を得て14名の方のお名前を確認しましたが、うちご存命で連絡が取れた方が11名でした。しかしながら皆様、ご記憶があいまいで覚えていないとおっしゃられる方が多かったのですが、その中で倉永恭子様がご自分の描いたものであると申し出てくださいました。倉永様は卒業生ですが、長年、本校のカウンセラーとして長年お世話になった先生でもあります。

10月26日、絵の作者の一人である倉永様と、今回の絵の返還のためにご尽力くださった広島平和文化センター・平和首長会議の末廣様をお招きし、絵の返却セレモニーを行いました。

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このセレモニーで倉永様は、「私の絵は大したものではありませんが、こうして60余年も大切に思い守ってくださった方々の心が込められていることがとても嬉しく、またとても感謝しています。大切にします。」とおっしゃっていました。

星野校長は「この絵が松本院長の手から海外にわたり、60余年を経て、故郷の女学院そして、作者のもとに帰ってきたことにとても感慨深いものがあります。」とコメントされました。

また、このセレモニーで倉永様とお話しする中、さらに1名の絵の持ち主が判明するという嬉しい出来事もありました。

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 11月3日(木・祝)、本校で開催される文化祭にて、これらの絵の一部を展示します。

今後も、持ち主の方を探していくとともに、引き取り手のない絵につきましても、本校および女学院大学にある資料館で大切に保管していく予定です。

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 ※メディア記事はこちら。

<日本語>

朝日新聞

東京新聞(日付不明)

<英語>

大和日英基金

BBC

House of Lords (英国・上院)