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広島女学院中学高等学校

更新情報

2019.03.26

山梨学院大学iCLA Camp 2019 参加者による報告

 

私たち高1GI生19名は3月18日から20日の3日間、山梨学院大学iCLAでの研修に参加しました。
iCLAの建物内では主要言語は英語で、半数を占める留学生とも英語を使って交流しました。
壁の貼り紙も英語だったので海外にいるようにさえ感じることもありました。

 

 

この研修では大学の教授による英語でのレクチャーと交渉ゲームを中心に活動しました。
レクチャーでは核兵器や日本の文化である漫画について学習しました。
私が最も興味をもったのは、ウィリアム・リード教授による「なんば」のレクチャーです。
たすきを使って身心統一ができることを、身をもって体験できとても興味深かったです。
また外国人の教授に畳の部屋で英語を通してレクチャーを受けるというのはとても新鮮で面白く、
iCLAの国際性の高さを、身をもって知ることができました。

 

 

私が最も自身の成長を感じたのは、交渉ゲームを通してです。
このゲームのテーマはイランの核軍縮を進めることにあり、私たちは11の国または企業に分かれて、
各自目的を達成するために交渉を行いました。交渉するときは自国の利益だけを考えるのではなく、
お互いが納得できる結果になるよう歩み寄りました。
私がこのゲームで得たものは主に2つあります。1つ目は信頼してもらうことの難しさです。
このゲームでは嘘の情報を流したり、相手を出し抜くことは認められていたので、
相手の信頼を得るということはとても難しく、信頼を得るためには論理的かつ分かりやすく交渉する必要があり、
交渉の難しさを強く感じました。2つ目は人を疑うことの重要さです。
私はイスラエル担当でしたが、そのゲームにはイスラエルの情報機関であるモサド担当の子もいました。
モサドは最初イスラエルの味方だと言っていたため、ともに交渉を進めていました。
しかしゲーム中盤に差し掛かった時、私はモサドが敵であることを知りました。
私はモサドを信頼して、様々な状況や戦略を共有してしまっていたので、
イスラエルの情報は交渉する相手側に伝わってしまっていました。このことから私は、疑うことの重要性を学びました。
今回の研修を通して私はグローバル化の良い面と、同時にその危険性を学びました。
今後の社会ではますます交渉が重要となってくるので、この経験を活かしたいと思います。