2025.04.23
今日は、卒業生の歴史研究家 藤森晶子さんが来校されました。
藤森さんが書かれた『丸刈りにされた女たち ~「ドイツ兵の恋人」の戦後を辿る』という本が、この4月に岩波現代文庫から出版されました。
第二次大戦中に「支配者」であるドイツ兵と愛し合ったフランス人女性の多くが、解放後に見せしめとして丸刈りにされ命を脅かされたことについて、実際にその女性たちのつらい体験を聞きながら調査され、この本を執筆されました。
今日は、久しぶりに広島に帰ってこられたということで、本校にご挨拶に来られました。
在校生のときに被爆者の方の声を聴くことがめずらしくなかったのでヨーロッパでのこのような出来事に興味をもったこと、女学院で受けたハングル(韓国語)の授業が楽しかったこと(今でもあります!)、海外で外国語を使うときは自信がなくても大きな声で話すことがコミュニケーションのコツになることを高校生の時に女学院の英語の先生から学んだこと、などを話してくださいました。
また機会があれば生徒と一緒にゆっくりお話しを伺いたいです。またいらしてくださいね。
藤森さんが書かれた本についてはこちらをご覧ください
https://www.iwanami.co.jp/book/b10132809.html