2019.11.11
広島女学院には被爆したバイオリンがあります。
そのバイオリンは戦前、本校の音楽教師をしていたロシア人のセルゲイ・パルチコフ先生の所有物でした。
被爆したのち、修復され依然と同じ音色を奏でるそのバイオリンを使って、本日放課後に演奏会が開かれました。
そのバイオリンを弾いたのはエカテリーナ・シマキナさんというロシア人のバイオリニストで、
アラン・アスケルさんというイギリス人のギタリストが伴奏をしてくださいました。
シマキナさんは旧スターリングラード(現ボルゴグラード)のご出身です。
スターリングラードは第2次大戦中の激戦地の1つであり、共に戦禍を経験した広島の姉妹都市です。
シマキナさんはロシアの歌謡曲を弾いてくださりました。
本校のオーケストラ同好会も最後は演奏に加わり、「星に願いを」「花は咲く」などを共に奏で、平和への思いを共有しました。