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広島女学院中学高等学校

更新情報

2024.06.22

平和を祈る週 特別礼拝

「平和を祈る週」の最終日である本日、ゲーンスホールにて特別礼拝が行われました。礼拝には、本校卒業生であり、長年通訳や英語による被爆体験の証言などを通じて平和活動を行ってこられた小倉桂子先生をお迎えし、貴重なお話をしていただきました。

 

 

私たちが日々過ごしている、この広島の地でそのような惨劇が起こったという事実に胸が張り裂けそうになると同時に、今私たちが「当たり前の生活」を送れていることがいかに幸せであるかを痛感しました。

小倉先生は、被爆証言を行える人の数が少なくなる中、若い世代には「遺品を前にして、その後ろにある思いを想像し、汲み取って伝えること」や「見えない心を思いやること」が必要であると仰っていました。また、まずは過去の惨劇について「知ること」、そして「周りの人と共に話し合いながら、本当に小さなことであったとしても、平和のために自分に何ができるのかを考えること」が大切だとも述べられました。

小倉先生の、「皆さんにバトンを今お渡ししました」というお言葉を聞き、広島で生きる者としての責任と使命の大きさを改めて感じました。受け取ったバトンの重みをしっかりと理解し、日々の祈りを通じて、身近なところから平和を実現していける人でありたいと強く思います。