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広島女学院中学高等学校

更新情報

2016.09.22

日米・高校生平和会議⑧ Day 2  9/11 Tribute Center, そしてボストンへ!

今日はボストンに移動する日ですが、移動は午後なので、午前中は9.11 メモリアルへ。これは2001年に発生した同時多発テロでテロリストの攻撃により崩落したワールドトレードセンターに関する展示がしてあります。

 ボランティアガイドのマリアさんに案内してもらいました。メモリアル4

10メートルを超すがれきのなかから見つかった「奇跡の木」。他国の首相などが訪問した際には、この木の前にも献花するそうです。写真に写っているのはオーストラリアの首相から贈られたもの。

メモリアル3

メモリアル1

禎子さんの折り鶴。アメリカ国内には、パールハーバー、トルーマン図書館、9/11メモリアルの3か所に寄贈してあります。

最後に2時間ガイドしてくださったマリアさんにお礼を。

メモリアル6

彼女自身、9/11の生き残りだそうです。当時、ワールドトレードセンターにオフィスがありましたが、出勤するのが少し遅くなり、難を逃れたとのこと。しかし同僚や友人を亡くし、悲しみにくれるも、「ガイドをすることが私の癒しであり、犠牲になった友人たちへのトリビュート(感謝や尊敬をあらわすもの、行為)なの」とおっしゃっていました。

トリビュートセンターでは、消防士の最後の交信記録を生で聞いたり,犠牲者の写真のコラージュがあったりするなど,亡くなった人々の「生きた記録」が一人一人に焦点が当てられていました。これもまた「記憶の継承」の一形態です。2時間程度しか時間がなかったため,駆け足で見ることになりましたが,戦争やテロの犠牲になった人々の記録を記憶していくことの意味を考える時間となりました。

戦争やテロなど、すべての暴力行為において、幸せになる人間はひとりもいないはず。そういった行為が一日も早くなくなるよう、小さな努力でも継続ししなければ、と思いを新たにもした時間でした。

 

午後のフライトでボストンに移動です。午後7時ごろホテルに到着し,夕食かねて少し街を散策しました。世界中から様々な人が集まるニューヨークとは異なり,とても趣のある,落ち着いた街です。路上でのミュージックパフォーマンスはヴィオラとヴァイオリンで,レベルがとても高く,癒されるひと時となりました。