被爆の歴史を持つ広島女学院の生徒として広島のことを深く知り、世界の人々へ、さらに次世代に、平和を伝えるための活動に励んでいます。
平和の重要性を身をもって感じながら、本活動を通して学びへのモチベーションを高めます。
他県や海外から広島を訪れた方に平和記念公園内の碑を案内するボランティア活動。長年にわたり毎年200名以上の生徒が600名以上の高校生・大学生を案内しています。
私の所属する署名実行委員会では年に数回、他県の中高生に碑めぐり案内をする機会があります。原稿は自分で本やインターネットを用いて調べてまとめているため、私自身、学びを深めることができました。また、調べている時に新しく得る知識もあるので、とても実りのある活動の1つです。案内をしている時にいろいろな反応を見ることができ、他県の平和学習についても知ることができます。他県の中高生と関わることの出来る、数少ない機会なのでこれらも大切にしていきたいです。
東京大学大学院(渡邉英徳教授)との共同プロジェクトとして2011年から制作しているウェブサイト。被爆証言の収録・編集やサイト制作に生徒主体で参加しています。
本校主催の高校生平和会議。毎年、国内外から100名以上が参加し、平和実現について意見交換します。2019年度は「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに議論しました。
平和な社会を築くためには、社会が抱える課題に対して関心を高め教養を深めることが重要です。
本校ではグローバルリーダーとして力をつけるため、国内外のさまざまな研修があります。
日程/2019年1月
場所/東京大学〈高1・高2/10名〉
東京大学大学院の渡邉英徳研究室を訪問し、ヒロシマアーカイブをより良いものにするために、デジタルマッピングや映像制作の専門技術を学びました。
日程/2020年1月
場所/国立オリンピック青少年センター(東京)〈高1/6名、高2/2名〉
カンボジア研修に参加した全国の生徒が集まり、研修成果を報告し合い課題を考えます。これからカンボジアを訪問予定の生徒も事前学習として参加し、熱心に学びました(一泊二日)。
生徒の声国内研修に参加して
日程/2019年10月
場所/沖縄県〈高2/全員〉
私は嘉手納基地のあるコザのフィールドワークのリーダーを担当しました。飛行訓練による騒音被害や、それに伴う体への悪影響が依然として問題となっているコザでは、広島や長崎で見られる「過去を学ぶ」という平和学習ではなく、基地の存在が今まさに市民の生活に及ぼしている影響を考える「現在を学ぶ」という新しい形の平和学習を体験することができました。他にも現地だからこそできる経験をたくさん積み、さまざまな面で実りのある修学旅行になったと思います。
研修内容 | 対象 |
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長崎研修旅行 | 中3/全員 |
沖縄修学旅行 | 高2/全員 |
各種模擬国連大会 | 高1・高2/16名 |
※2019年度
日程/2018年4月
場所/ホノルル、パールハーバー〈高2/17名〉
「Global Issues」を選択する生徒対象。パールハーバーや日系人の歴史学習、オバマ元大統領の出身校プナホウ高校での交流など、グローバルリーダーになるための対話力や平和観を身につけます。
日程/2020年1月
場所/ミャンマー、ヤンゴン〈中3/9名、高1/3名〉
ミャンマーのインターナショナルスクールや郊外の学校で、プレゼンテーションや交流を通して平和について考えます。格差社会の現状をどのように伝え行動するか、帰国後も事後学習を続けます。
生徒の声海外研修に参加して
日程/2019年7~8月
場所/メルボルン〈中3/15名〉
「水をください」の一言ですらためらっていた私を変えてくれたのは、現地の英語授業でした。授業では私たち生徒が主役。発表をためらう私たちを、先生は「間違いを恐れないで」と指導してくださいました。勇気を出して発言してみると、間違えることは決して悪いことではなく、伝えようとする姿勢が大切だと気付きました。この研修での体験は一生の宝物です。
植木 陽日(高1)
研修内容 | 対象 |
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オーストラリア研修 | 中3/15名 |
ミャンマー研修 | 中3・高1/12名 |
マウントユニオン大学研修(アメリカ)※ | 中3・高1/12名 |
韓国研修※ | 中2・高1/22名 |
カンボジア研修※ | 高1/17名 |
Global Issues ハワイ研修※ | 高2/13名 |
※新型コロナウイルス感染拡大のため、2019年度は中止・延期