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広島女学院中学高等学校

更新情報

2018.01.20

ミャンマー研修⑦ ミャンマーに暮らす日本人からの学び ~山崎和人さん

※この投稿は生徒の執筆によるものです。慌ただしいスケジュールのなか書いていますので、拙い文章も散見されますが、ご容赦ください。(解説を加えている場合もあります)

今日(19日)の午後、私たちは関西国際大学 学長補佐の山崎さんとランチミーティングをしてお話を伺いました
山崎さんはミャンマーがまだ発展していなかった20年以上前から、ミャンマーで働いておられます。なので、ミャンマーの良いところや悪いところを知り尽くしていて、昨日までの活動では気づけなかったことや、ただ滞在しているだけでは分からなかったことを知ることが出来ました。
山崎さんはとても気さくで面白い方で、ご飯を食べている時も私たちと女子校の話や何気ない話でとても盛り上がりました。
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ランチミーティングのあとも、たくさんお話を聞いたのですが私が特に心に残った話を紹介します
 今ミャンマーにある日本企業で代表取締役をされている山崎さんは社員を採用するとき吸収が早い若い人をなるべく採用するそうです。しかし、若い人は初め分からないことが多く失敗することが多いそうです。でもその時山崎さんは、その社員を叱るのではなく、「自分が割り当てたことだから彼(彼女)は悪くない」と考えることにしているそうです。なぜかというと、幼い頃からお母さんに、「何事も自分次第だよ」と言われていたからです。
 この考え方はストレスを感じて疲れるのではないかなと思われがちですが、山崎さんは、「ストレスは感じない。こうなったのはあの人のせいだ、と思う方がかえってストレスになるし嫌な気持ちになる。自分次第で変えれるんだと思った方が希望があるし、気持ちが楽だよ。」とおっしゃっていました。私は素敵な考え方だな、と思いました。確かに周りのせいだと思うとマイナスなことしか頭に浮かばないけど、自分次第で変えれると思うと「次はああしよう、こうしよう」とプラスに考えれるからです。
 私たちは今日のお話を通して、ミャンマーについてだけではなくこれからの人生に役立つことも知ることができました。とても貴重な時間でした。
  山崎さんが訪れたとき社会主義国だったミャンマーでは、頑張らなくても決まった給料をもらえて確実に出世できていたため、(言い方は悪いですが)やる気がなかったそうです。今それを少しずつ直そう直しているとおっしゃっていました。
 企業の識者の中には、発展することは嬉しいけど今ある文化(ロンジーなど)がなくなることを危惧している人も多いそうです。その時、山崎さんが「日本を見てください。日本では、あれだけ発展していてもお祭りやいろんな行事で着物や浴衣を着ます。」とおっしゃるので、ミャンマーの人々の中には日本のような発展の仕方を目指している方も多いそうです。私は日本が目標とされていることが嬉しかったです。これからミャンマーがどのように発展していくのかについても、私たちは注目していきたいです。
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