2016.06.17
3回目のPeace Studiesを6月10日(金)のLHRで行いました。
前回は、「カンボジアの歴史」、「カンボジアの痛み」、「世界が注目するカンボジア」という3つのテーマに分かれてカンボジア学習を行いました。今回は、それぞれの学びに関連した内容をリ・サルーンさんと鍵山彩さんの2人を講師にお招きして講演をしていただきました。
リ・サルーンさんはカンボジアの内戦下、少年兵としてポルポト派と戦った経験を持たれる方です。現在はカンボジア料理店を営まれつつ、カンボジアのことを伝える活動をされています。今回の講演では自分の戦争での経験を通して、カンボジアの痛みの部分を特にお話してくださいました。生の声を聴くことはとても良い経験であり、生徒たちは今までの学習を更に深めることができました。
鍵山さんは小学校教諭として5年間勤務された後、青年海外協力隊としてカンボジアへ行かれました。現地では小学校教員養成校で情操教育の指導をされており、帰国後は小学校教諭の仕事に復帰されています。カンボジアでの経験を通して、教育の大切さなどのお話をしてくださいました。生徒たちはとても真剣に講演を聞いており、自分たちの価値観を広げることができました。
今回の講演で前回のエキスパートグループでの学習がより深まったので、次回のホームグループの学習が実り多いものとなると思います。