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広島女学院中学高等学校

更新情報

2020.06.05

【女学院のなかの美術①】 夏の終わり

女学院の校内にはステキな絵画や彫刻があちらこちらにあります。

今日はその一つをご紹介します。

卒業生の天谷理彩さんの作品 『夏の終わり』です。

(第31回日展入選作品(2005 平成17年)、サイズ:160cm✕130cm)

 

天谷さん本人から、意匠について説明をいただきました。

 

「夏の終わりに鈴なりになって咲くエンジェルトランペットを見て、

聖書の黙示録に出てくる7つのラッパの響きによって持たらされる神の裁きの場面を重ね合わせた。

美しいもの(被造物)を見るとき、同時にそのものの終焉を感じないではいられない。

人はどこに向かって進み、そして如何に生きるべきか・・・。(7つのラッパか出てくる箇所  黙示録8章〜11章)

よく見るとカマキリが2匹います。

これは私たちの目を楽しませて下さる自然をお創りになった神様の愛を示しています。

画面の下の青の部分に遥か向こうに島(宮島?)がある設定です。」

 

染色作品で、綿布に型染めとろうけつ染めが併用されています。

天谷さんから女学院に寄贈してくださいました。

事務室横の玄関を入ったところに飾ってあります。

実際に見るととても迫力があります。また、時間帯によって光の当たり方が変わり、いろんな表情を見せてくれます。

ぜひ女学院に来られた時にご覧になってくださいね。