ずっと目指していた目標、やっと見つけた夢。
広島女学院では一人ひとりが夢中になれる宝ものを見つけ、自分を磨き、羽ばたいていきます。卒業後もさまざまなフィールドで学び、成長を続ける先輩に、中高時代を振り返ってもらいました。
2022年度卒業
山下 綾乃さん
2023年度卒業
中川 凪音さん
2023年度卒業
山島 雫さん
2015年度卒業
今井 ゆき菜さん
2009年度卒業
杉原 ゆうこさん
2003年度卒業
小田 佳世さん
2022年度卒業
山下 綾乃さん
京都大学 総合人間学部 進学
広島女学院では普段からグローバルな視点を養えるだけでなく、外部講師の方や先生、友人の話を聞く機会がたくさんあります。特に東日本大震災後の被災者ケアの話や東南アジアでの人身売買の話が印象的で、世界の社会問題や人間の心理など多くのことに興味を持ちました。高校1年生の時、文系と理系の両視点から多角的に物事を考えられるようになりたいと悩んでいたところ、担任の先生から京都大学の総合人間学部を勧められました。女学院で出会ったかけがえのない友人や、どんな時もサポートしてくださる先生方のおかげで、合格まで勉強に励むことができました。女学院での学びを生かして、人々が生きやすい世界をつくっていきたいと思います。
2023年度卒業
中川 凪音さん
大阪大学 法学部 法学科 進学
私は広島女学院に入って視野が広がったことを実感しています。平和や差別についての問題を学習し、キリスト教強調週間や平和を祈る週では講師の方々の興味深いお話に聴き入り、毎日の礼拝での先生や生徒のお話を通してさまざまな問題や考え方に触れながら、多面的に考える時間を持つことができました。このような時間は私にとって大きな財産です。また、勉強面でもたくさんサポートしていただきました。日頃の授業だけでなく、中学3年生からはハイレベルセミナーがあり、高校3年生では難関大対策講座もあります。私は塾には通っていませんでしたが、先生方の支えや共に努力する友人の存在もあり、受験を乗り越えることができました。
2023年度卒業
山島 雫さん
University of Mount Union, Science, Nursing
(Traditional BSN) 進学
広島女学院は海外進学への志を育ててくれました。高校で3年間所属したGlobal Issuesでは国際問題に関する教養が身につき、知識欲をかき立てられました。初めて知る内容を多角的に捉える経験は刺激的で、さまざまな分野について深く考えたいという意欲が湧きました。異なる価値観を持つ友人との意見交換は多様な思考力を養い、ハワイ研修は平和のために何ができるかを、世界レベルで考えるきっかけになりました。これらの経験が、海外でもっと成長したいと思わせてくれました。進学前に、先生が大学の先輩と交流できる場を提供してくださり、心強かったです。学年を超えた絆を実感し、世界に羽ばたくための一歩を踏み出すことができました。
2015年度卒業
今井 ゆき菜さん
北海道大学 理学部 生物科学科 卒業
北海道大学大学院 生命科学院(修士) 修了
株式会社島津製作所 勤務
私は現在、細胞に関連する製品の開発に携わっています。私の人生の方向を決めたのは、広島女学院で受けた生物の授業でした。タンパク質の機能は、アミノ酸が一つ置き換わっただけでも変わるということを知り、不思議! もっと知りたい! と興味を持つようになりました。さまざまな私の疑問に対して、真剣に向き合ってくださった先生や同級生がいたからこそ、面白いという気持ちが絶えることなく、自分の中で育てていくことができました。女学院には、夢に向かって一緒に進んでいく仲間や、夢を応援し合える仲間がたくさんいます。卒業して8年経った今でも気軽に連絡を取り合える、大切な仲間です。
2009年度卒業
杉原 ゆうこさん
東京都立大学 法学部 法学科 法律学コース 卒業
横浜国立大学大学院 教育学研究科 臨床心理学コース 修了
法務省 さいたま少年鑑別所 勤務
強く印象に残っているのは、自立して生きることを見据えた進路指導です。6年間を通して世界で起こるさまざまな問題に触れながら、大学進学だけでなくその先の未来、自分が社会でどう生きるかに焦点を当てて向き合える時間が多くありました。また、個性的で楽しい仲間にも恵まれ、話し合う中でたくさんの刺激を受け、何に興味があり、どんな仕事をしていきたいか考えることができました。現在は非行少年や犯罪者の更生に関する仕事に携わっていますが、多様な他者を理解し、困っている人の助けになりたいという気持ちは高校生から変わっていません。広島女学院で得られた出会いと学びは、今でも私の大切な心の拠り所となっています。
2003年度卒業
小田 佳世さん
Combined Honor’s Degree in Political Science
and Cultural Studies & Critical Theory,
McMaster University 卒業
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA) 勤務
中学の時にバスケットボールでけがをした私は、手持ち無沙汰もあり、高校に進むとなんとなく交換留学を希望しました。先生に「この成績のままでは留学は無理」と言われたことで、本腰を入れて勉強に取り組むようになり、無事に1年間の米国留学を経て、カナダの大学に進学しました。人とは違う道を行く私を、否定することなくサポートしてくださった先生方には、今でもとても感謝しています。早くから海外に出たことは、語学力の向上だけでなく私のアイデンティティの形成に大きく影響し、多種多様なバックグラウンドの人々と共に、国際機関で人道的国際問題の解決のために働くきっかけになったと感じています。