2017.05.06

NPT再検討会議　第1準備委員会⑤　高校生派遣団,　ウィーン　４日目。

  今日はIAEA (International Atomic Energy Agency)を訪問し、説明をして頂きました。

IAEAとは国連内の原子力技術に関する専門知識を有する自治機関のことです。
平和と開発のための原子力の促進を目指し、原子力のプロフェッショナルが集まっています。
これは１９５３年のアメリカの大統領が “平和のための原子力” を訴えたことから、１９５７年に設立されました。
国の要請を受けて様々な調査などを行なっているそうですが、中でもハエなどの害虫を殺すためにも原子力を利用していると聞いて驚きました。

私たちの原発についての質問にも丁寧に教えてくださいました。
二酸化炭素の排出量が少ないクリーンなエネルギーである原子力を、安全に、リサイクルもできるように 私たちの知らないところではすごい研究が勧められていたんだと気付かされました。

昼食を国連内のカフェテリアで食べ、値段も味もとても満足でした。

その後、NPT準備委員会議長への、平和首長会議が集めた署名の手交行事に参加しました。
緊張しましたが 広島市長とともにしっかりと署名をお渡しすることができ、ありがとうという言葉もいただきました。

午後はNPT再検討会議第1回準備委員会の傍聴、INESAP模擬交渉準備を見学しました。国連の会議は私は固いイメージがありましたが、みんなで笑っていたりラフな雰囲気も見ることができました。

高校生で国連の会議を傍聴できる機会なんて、日本で私達くらいしか与えられていないことだと思います。いろんな人に会って、自分の目で見て、いつか人生の中で活かせるような経験となるよう集中していきたいと思います。最後に、この機会を与えてくださり、サポートしてくださる全ての方に感謝しています。
しっかり休んで最後まで頑張ります！

沖縄尚学高校３年   西平美侑