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広島女学院中学高等学校

更新情報

2015.07.16

立体図形

現在、中3で立体図形の授業をしています。教科書では、立方体の各頂点を切り落とした立体(写真1、正式名称は立方8面体といいます)の面の数f、辺の数e、頂点の数vをそれぞれ求める問題が出題されていました。この場合、元の立方体の面6枚と、切り落とした頂点の分の面8枚を加えて、全部で面f=14枚になります。また元の立方体の各辺の中点が新しい立体の頂点になっているので、頂点の数は元の立方体の辺の数と等しくv=12個です。ここでオイラーの多面体定理「f-e+v=2」を使えば、14-e+12=2、∴辺の数e=24本であることがわかります。(他の求め方も種々あります。)立体の話題が出るとよく持ち出される、いわゆるサッカーボール(正式名称は切頂20面体)は、正20面体の頂点を切り落としたものです(写真2)。それではサッカーボールの面・辺・頂点の数は、それぞれ幾つあるでしょうか。

立方8面体
写真1
正20面体とサッカーボール
写真2