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広島女学院中学高等学校

更新情報

2015.11.03

ヒロシマ・アーカイブ 首都大東京での研修 <その2・ワークショップ①>

首都大日野キャンパスを「おさんぽ」したあと、いよいよ渡邉研究室の院生さんたちとのワークショップです。生徒たちは2グループに分かれ、広島出身の院生・田村さん、素敵なお姉さん院生・しおりさんをチームリーダーとして、様々なアイディアを出し合いました。

今回の大きなテーマは「教育現場でアーカイブを活用する」です。この背景には、中3で長崎に、高2で沖縄に研修で出かける本校生徒にアーカイブを使って学びを深めてほしいと思い続けているにもかかわらず、なかなか実行に移せない本校教員の悩みがあります。さて、どのような解決策を出してくれるでしょうか?!

しおりさんチームは「アーカイブ活用までのマニュアル」担当、田村さんチームは「アーカイブ活用時のマニュアル」担当です。前者は教員目線の活用方法を、後者は生徒目線の活用方法について考えるわけですが、これは生徒が様々なアイディアを出しながら決めたもので、奇しくも理想的な組み合わせとなりました。IMG_6627

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渡邉研究室にはおよそ20名の院生が所属しており、今回は田村さんとしおりさんの他にも、インドネシア、中国、ウイグルの、留学生もご協力くださいました。また、生徒たちが見ている地図は広島市市民局の平和推進課制作「平和関連の展示施設等、被爆建物、被爆樹木等見学マップ」で、大変役立つ参考資料です。

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アイディアを出し合うと、次はグルーピングです。これにより、カテゴリー化でき、それを並べ替えて、一つのフロー(流れ)にしていきます。このようにして、どんな段取りでヒロシマ・アーカイブを活用した平和学習が展開できるかを、教員目線と生徒目線で考えるわけです。

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田村さんチーム(アーカイブ実地利用を考えるチーム)は実際に生徒が使えるワークシートを作り始めました。これまで4年または5年間、女学院で平和学習を受けているので、アイディアは泉のように湧き出てきて、あっという間にワークシートではなく、ワークブックのようなものが出来上がりました。これには渡邉研究室の皆さんも驚かれていました。

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午後2時過ぎに開始し、ひと段落ついたのは午後6時すぎ。その間、休憩は一度だけで、生徒も院生さんもかなり集中して取り組みました!