2016.09.16
8月8日(月)～10日(水)に行われた、ハイスクール世界サミットin福島に高1生徒2名と高2生徒3名の計5名で参加しました。このサミットには東北の高校生を中心に東北以外の全国の高校生、海外の高校生と、いろいろな地域から多くの学生が集まりました。異なるバックグラウンドを持つ高校生が福島の被災地の現状を把握し、地域のリーダーのあり方を多様な視点で考えて世界に発信します。
初日はまず、東日本大震災から5年が経過した被災地域を見学し、被災者の方からお話しを聞きました。現地で実際に見る被害の爪痕に生徒たちは言葉を失っていました。見学を終え、夕方にはハイスクールサミットチームとして第35回いわきおどりへ参加をしました。参加者全体で一体感を持つことができ、みんなの仲も深まり、明日からの活動の準備が整いました。
2日目は小グループに分かれてのワークショップです。事前課題で考えてきたことや現地見学で感じた内容をベースに、「地域の防災リーダーになろう」「地域と世界の架け橋になろう」について大学生のファシリテーターを中心に意見を出し合いました。前日からの交流で打ち解けていたので、活発に意見が飛び交っており、高校生の熱意に圧倒させられました。
3日目最終日はグループごとに前日まで議論を重ねてきたテーマについて、意見を発表します。午前中はその発表の準備のため原稿をまとめたり、模造紙に絵や文字を書いたりと大忙しでした。各グループとも様々な視点から意見を発表しており、3日間の成果を十分に発揮することができました。一方、3日間ではまだ、議論しきれなかった内容も多くあったようで、今後の高校生たちの活動に期待をしたいと思います。女学院の生徒たち5人はこの活動を通して、他校の高校生から多くの刺激を受けることができました。また、福島で学ぶことで生徒たちの視野が広がり、大きく成長ができたと思います。これからの生徒たちの活躍が楽しみです。
