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広島女学院中学高等学校

更新情報

2018.08.04

青梅・羽村Peace Messenger

東京都青梅・羽村両市の中学生ら30名近くがPeace Messengerとして広島を訪れており、本校の中3(15名)と交流しました。

まず東京の生徒さんとともに、旧制広島二中に通われていた方々から被爆体験をお聞きし、その後慰霊碑に献花を行いました。

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広島二中の一・二年生は交互に建物疎開作業にあたっておられましたが、8月6日は一年生が担当で、爆心地から500mの場所で作業しており全員が亡くなりました。今日お話を伺ったのは、6日に建物疎開に当たっていなかった当時2年生の方々です。爆心地から2.5㎞のところで被爆されたのですが、原爆投下直後の様子や後輩たちへの心情をお聞きすることが出来ました。

その後は女学院プレゼンツです!まずは平和公園内の慰霊碑をいくつか案内しました。

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中3は初「碑めぐり」だったのですが、練習の成果を発揮し、自分たちの「思い・願い」をきちんと込めて、各慰霊碑を紹介することができました(本当に上手でした)。東京の生徒さんからは「峠三吉の詩を知って、原爆に対する怒りを学ぶことが出来た」「広島の被爆者というのは日本人だけでなく、たくさんの朝鮮半島の方がいたなんて知らなかった」と感想を頂きました。

その後交流会を行いました。「My Peace Studies」として、この2年間のPSで学んだことを青梅・羽村の生徒さんに紹介しました。原爆投下の理由、広島や女学院の被爆の様子、他の兵器との違い、海外からみた原爆投下に対する意見、そして自分たちはどうしていくべきかなど、これまでの学びの集大成を披露しました。

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今までは校内で「ヒロシマ」を深めていくことが多かったのですが、今日の女学院プレゼンツの「碑めぐり」や「交流会」では県外の方に「ヒロシマ」を発信する機会を頂くことが出来ました。青梅・羽村の生徒さんとと議論したり、Peace Messageの交換をしたりと非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。

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プレゼンテーションはとても質の高いものでしたし、交流会の運営も生徒で企画し、無事終えることが出来ました。青梅・羽村からの皆さんに伝えたい・一緒に考えたいという気持ちが叶ったのではないでしょうか。

青梅・羽村の皆さんの旅は明日以降も続きます。暑さに負けず、がんばってくださいね!今日の女学院プレゼンツ、喜んでもらえたら何よりです。