2024.08.06
今年の8月6日も暑い一日となりました。
きっと79年前も、とても暑かったのでしょう。
午前は、女学院の平和祈念式です。
被爆クスノキの奥にある慰霊碑
午後は中高の礼拝です。出校日になっている高2、中3、中1学年がホールに集まり祈りを捧げました。
YWCA部のハンドベルによる前奏
讃美歌420番 世界のおさなる 神のめぐみ 平和をあいする 民にあれや
メッセージは、卒業生の小方澄子(おがたすみこ)さん。当時13歳で被爆され、70歳を過ぎて証言活動を始められました。
長い間、沈黙を守ってこられたその心の痛みや辛い記憶は、いったいどれほどのものだろうかと思います。
ご体調がすぐれないとのことで、本日は一緒に活動されている植木京子さんがご挨拶くださり、小方さんの被爆体験を本校の教員が代読しました。
お話からは、原爆症の苦しみと何十年と続く痛みとともに生きてこられ、今も証言という形で力を尽くしてくださる、そんな小方さんの生き様を感じました。
「戦争という苦しみを、未来の若者に経験させたくない」
ご自身が経験されたからこその言葉の重みを感じます。
「平和を実現する人々は 幸いである その人は神の子と呼ばれる」 マタイによる福音書 5章9節