2017.02.28
中１地理では、１か月近くをかけて模擬国連授業を行いました。
５～６人のグループにわかれ、それぞれバングラデシュ、サウジアラビア、中国、オーストラリア、オランダ、アメリカ、日本を担当します。そして、「地球温暖化防止のため、先進国のみ温室効果ガス排出量を削減する」という条約について、国内で賛成か反対かを話し合って決め、他国と交渉を行い、条約の可否について議論しました。
話し合いは一週間以上かけて行いました。その間、国内でも意見が揺れ動きます。「温暖化対策はしたいけど経済発展が遅れるのが心配だ」「先進国だけに排出量削減をまかせて果たして効果があるのか」「資源の輸出に依存する国として今後の経済は成り立っていくのか」「温暖化による海面上昇によって、国土の水没の危機にある」…など各国の自然環境、経済状況など考えなければならないことがたくさんありました。また、立場の異なる他国に自国のことを理解してもらうため論理的に説明したり、他国の意見を聞いて妥協できるところを考えるなど、頭をフル回転して、クラスメイトと話しあいを進めてきました。
どのクラスも一生懸命前向きに取り組みました。生徒も、話し合いをとても楽しんでいたようです。この経験を今後の学びにつなげてほしいです。
