卒業生、サーロー節子さんによる国連「核兵器禁止条約」採択後の演説

2017年12月16日(土)

卒業生、サーロー節子さんによる国連「核兵器禁止条約」採択後の演説

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本年ノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン ICANが、今年7月7日、国連での核兵器禁止条約採択後に行われた、サーロー節子さんの演説をアニメーションにして、動画配信を行っています。

If You Love This Planet
The video was produced by Kathleen Sullivan and animated by Amber Cooper-Davies, with music by Sam Sadigursky.

日本語訳による全文は以下のとおりです。

各国代表・NGOの仲間・親愛なる友人のみなさま、

私はこの瞬間を見届けることができるとは夢にも思いませんでした。

私はこの条約交渉に知性と情熱を注いでくださった皆様の素晴らしい仕事と献身に感謝したいと思います。

ホワイト議長のリーダーシップに国連事務局、各国代表、NGOの皆様の核兵器廃絶という目標に大きく近づくことに対する献身的な取り組みに感謝します。

私たちはこうして集い、この驚異的な達成を祝っていますが、少しの間1945年8月に広島と長崎で亡くなった原爆犠牲者たちに思いをはせませんか。その後72年間に亡くなった数十万人の人たちに。

彼らはみなそれぞれに名前を持っていました。

そしてみな誰かに愛されていました。

私はこの日を70年以上待ち続けていました。

そしてその日がとうとう訪れたこには望外の喜びです。

これは核兵器の終わりの始まりです。

2014年われわれの多くが一堂に会したメキシコのナヤリットでのことを私は覚えています。

議長はこう言いました。

「もう引き返せないところにいるのだ」と。

私たちは失敗した核抑止政策に逆戻りはしません。

私たちは人間にとって必要のない核兵器に資金を提供することに逆戻りしません。

私たちは取り返しのつかない環境汚染に逆戻りしません。

私たちは未来を生きる世代の命を危険にさらし続けることはしません。

世界中の指導者のみなさん、私はあなたに懇願します。

あなたがこの惑星を愛しているなら、この条約に署名してください。

核兵器はこれまでずっと道徳に反するものでした。

そして今では法律にも反するものです。

一緒に世界を変えて行きましょう。

サーロー節子さんは、広島女学院高等女学校2年生の時に爆心地より1.8km離れた学徒動員先で被爆しました。
1954年に広島女学院大学英文学部英文学科卒業後、米国に留学。その後、結婚を機にカナダ・トロントに移り住み、原爆にまつわるご自身の経験を英語で伝える活動を長年続けてこられました。